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天撮用キッチンタイマーをTRC化 [電子工作]

 前に製作紹介(https://mugauchu.blog.ss-blog.jp/archive/202211-1)した
天撮用キッチンタイマー
Timer.jpg

実際、使用してみるとバルブ撮影の残り時間が常時分かって便利になって
良いのだがタイマーリモートコントローラー(TRC)をスタートさせて
天撮用キッチンタイマーをスタートさせる2度のボタン押し操作が必要に
なってしまった。で考えたのだが天撮用キッチンタイマー自体をTRC化
できないか「リモートコントローラー 自作」でググッてみて部品が入手
できれば可能そうだと分かった。ます問題なのがEOS RのTRC用ジャック
端子が一般的な3.5mm径オーディオミニプラグ用ではなく2.5mm径の
オーディオ超小型プラグ用だったことでこの2.5mm径プラグを入手
しなければならないことだった。結論から言えばアマゾンで2.5mm径
プラグを3.5mm径ジャックに変換するコードが売っていた。試しに
それを購入してバルブ撮影できるか実験してみた。
バルブ撮影動作チェック.jpg

3極プラブの根本と先端端子を短絡させると確かにバルブ撮影できることを確認した。
次に問題なのがどうやって短絡させるか問題だったが一般的にはリレーかフォトカプラを
使うので機械動作がなく信頼性の観点からフォトカプラを選択し秋月電子通商に
発注した。2日後、部品到着して天撮用キッチンタイマーの空エリアにフォトカプラ
基板を追加した。
フォトカプラ取付.jpg

 後はバルブ開閉用ポートの制御のためにスケッチ(プログラム)の改造だが
5行ほど追加するだけの手直しで30分足らずで完成した。
 完成して実際に星撮り現場で一度使用して十分に実用に耐えると思った。
あとボタンが大きいので手袋を外さず操作できる利点も加わった。
 余談だがTRC自体はサードパーティー製がアマゾンで安く入手可能なので
自作のメリットはないと思うので自作マニアの道楽と考えてほしい。






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天撮用キッチンタイマー製作 [電子工作]

 天体写真撮影時で1フレームの露出時間が長いといつ露出終了するか
気になってタイマーリモートコントローラーの露出残り時間をヘッドライトを
点けて確認することが何度かある。常時点灯バックライト付キッチンタイマーが
あれば良いのだが見つからず、それでスマホの時計アプリのタイマー機能で代用して
いたが冬場は画面のタッチセンサーが反応しづらくて使いにくい。それで手元に
arduino nanoと1602A液晶表示装置があったので天撮用キッチンタイマーを製作
してみた。ついでにコンポジット用に撮ったフレーム数もカウントできるように
している。
Timer.jpg

仕様はUSB給電で下緑ボタンスイッチが分のセット、上緑ボタンが秒のセット、
両緑ボタンスイッチ同時押下で分と秒がリセット、上黄色ボタンスイッチが
減算タイマースタート、左黄色ボタンスイッチがフレーム数カウントアップ、
長押しでリセット。タイマーが30秒以下になるとLEDが点滅しだして
露出終了間際を知らせるようになっている。ケース加工、半田付けに1日。
スケッチ(プログラム)に1日でできた。実際の星撮り現場で使ってみたが
便利だった。もっと早く製作しておくべきアイテムだと思ったよ。


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暗視野照明装置を自作 [電子工作]

 普段、天体撮影で使うファインダーは国際光機の暗視野照明装置付き正立
ファインダーを使用している。それでその暗視野照明装置なのだがスイッチを
ONのまま撤収してしまい次回使用時には電池切れで暗視野照明がなくて
天体の導入にえらく苦労したことが何度かあり、また暗視野照明装置自体の
接点が経年劣化しているのか点灯が不安定になって不便している。ということで
暗視野照明装置を自作した。
暗視野照明装置.jpg

 照明の消し忘れ防止のためパイロットランプを設けている。装置の取り付けは
マジックテープを使用している。暗視野照明赤LEDは5mm径LEDに紙を巻き付け
ファインダーの暗視野照明取付穴に都合良く入るようにしている。材料は秋月電子
通商で300円以下で調達できた。ただし送料が500円だった。
 電子回路の知識があり同じ問題でお困りの方の参考までに。
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久しぶりの電子工作 その4 完成したけれど・・・ [電子工作]

 ついに完成ダー!。
DRV_L6470-5.jpg

え!、ケースに隙間があるってツッコミ入れたあなた。鋭い!
実は隙間なくちゃんと収めることができなかったのであります。内部の
部品どうしが干渉しないように配置設計したのだが配線のかさばりが
想像以上で無理に収めようとすると断線の恐れがあって諦めて幅広セロテープで
止めちゃいました。ま、他人に販売するわけでもなしの完全個人使用でありますから
見た目は勘弁してつか~さい。実際GP2赤道儀にINTES MK66鏡筒を載せて
土星、木星を見たが誤動作することなく快適に導入できた。ただし8倍速駆動すると
ステッピングモーター部分から騒音がしてスムーズな回転とは言い難い状態で
ひょっとしたらと思い6.4倍速にしてみたらスムーズな回転となった。
原因は減速ギャの振動共振点が8倍速にあったようだ。後、10mAの電流しか
流していないパイロットランプの赤が明るすぎたのでランプの上に青のセロファンを
貼り付けて明るさ調整している。とりあえず初期の目的は達成したので
メデタシメデタシ。本当かな~?

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久しぶりの電子工作 その3 [電子工作]

 次は穴あけパネル加工してボタンスイッチ、トグルスイッチ、パイロット
ランプの取付だ。
DRV_L6470-3.jpg

右側のトグルスイッチが電源ON・逆転ー電源OFFー電源ON・正転になっていて
実際に使用することはないと思うが南半球での使用を考慮して逆転機能を付けて
いる。右側2番目のトグルスイッチはボタン押下時の回転スピード切替えスイッチに
なっていて2倍速ー8倍速ー32倍速を選択できるようになっている。
 ちなみに裏側はこんな感じ。
DRV_L6470-4.jpg



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久しぶりの電子工作 その2 [電子工作]

 ブレッドボードでの試作でステッピングモーターの基本動作と回路が検証
できたのでプリント基板に配線を半田付けしてケースに収納してみる。
DRV_L6470-2.jpg

 簡単にできたように思われるだろうが途中で失敗もしている。それは
Arduino nanoを刺しているICピンを最初丸ピンタイプを使って半田付けして
いたがこのICピンではArduino nanoが刺さらないことが分かって角ピンタイプに
変更するため半田付けをやり直している。
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久しぶりの電子工作 その1 [電子工作]

 もう7年前になるがVixen GP2赤道儀駆動用ステッピングモーター
コントローラーを自作した(https://mugauchu.blog.ss-blog.jp/archive/c2305659529-1
参照)がGP2にINTES MK-66を載せると重くて回転トルクが不足するのか正転ボタンを
押しても逆転する誤動作があって天体を導入するのにえらく難儀していて今まで
だましだまし使っていたがついに堪忍袋の緒が切れた。で何とかトルクアップの
方法がないか検討した結果、従来ステッピングモーターをユニポーラ駆動して
いたのをバイポーラ駆動に変更したらトルクアップするということが分かった。
しかし従来のものと駆動回路構成が全く異なるので新しく作り直す結果となった。
それと秋月電子通商でL6470使用ステッピングモータードライブキットなる
商品を見つけこれを使えば複雑なバイポーラ駆動回路を自作しないで済むのと
L6470がとてもインテリジェントな機能を持っていてSPI通信で回転速度指令を
出すだけで所定の回転速度で回ってくれて面倒な2相パルスシーケンスを
プログラムしないで済むのが新しく作り直す決断した要因だった。
AMAZONからarduino nano2個、秋月電子通商からL6470使用ステッピング
モータードライブキット2個、その他必要部品を注文したのであった。
部品到着後、早速ブレッドボード上に試験回路を構築しL6470使用した
ステッピングモーターの駆動方法を理解したのだった。
DRV_L6470-1.jpg

 実際、L6470の使用方法は説明書を読んでも理解しがたい部分もあったが
https://qiita.com/FireFoxCorp/items/1bdb946d1d7874239c1a のスケッチ&記事を
大いに参照させてもらいました。感謝。

タグ:L9470
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調光可能LED投光器の製作 [電子工作]

 皆さんは天体写真のフラットフレーム撮影はどのようにされている
だろうか。無我宇宙さんは家の障子が破れた時、補修に使ったネコが
ひっかいても破れないという無地のプラスチック障子紙の残りで
望遠鏡にかぶせる蓋を作って、
flat_mask.jpg

天体写真撮影終了後、14~15m離れたところに白色LEDヘッドライトを
置いて望遠鏡の筒先を照らし、2秒~20秒露出の数コマ撮影し、
画像処理時にもっともフラットになるコマを選択している。
 この方法で大方うまくいっているのだが本当に淡い天体を
強力画像処理すると中心と周辺で色合いが異なり、厳密なフラット補正が
なされていない場合がある。長焦点撮影の場合、見せるべき天体が
中央にしかないので中心と周辺で色合いが異っていてもフォトショップの
プラグインソフトGradientXTerminatorWinを使えば簡単に補正ができるが
画角全体に見せるべき天体が散らばっている単焦点撮影の場合は
厄介で補正マスクを当てまくって補正しなければならず大変なのだ。
できれば最初から厳密なフラット撮影ができていれば問題ないのだが
なぜ厳密なフラットが撮れないのか考察するとIR改造されている
デジカメの場合、大きくRGBのホワイトバランスが崩れているのに
単に白色光のLEDでフラットを撮ってもRGBのバランスがマッチして
いないのが原因と考えられる。ということでRGBの各色の光量を
自由にコントロールできるLED投光器があればいいのではないかという
結論に達して調光可能LED投光器を製作することにした。一番簡単な方法は
RGBカラーLEDの各色の電流を可変抵抗器で制御する方法だが
これでは能がない。できればPWM制御で可変を実現したい。ということで
Arduino nanoのアナログ出力がPWM出力になっているのを利用して
Arduino nanoで作ってみた。
LED投光器1.jpg

LED投光器2.jpg

部品は
Arduino nano:アマゾン
ケース、レンズ(虫めがね)、単三電池:ダイソー
電子部品:秋月電子通商
で全部で2000円くらいで完成
ちなみにスケッチ(プログラム)は
#define R_in 0
#define G_in 1
#define B_in 2
#define R_out 9
#define G_out 10
#define B_out 11
int iR,iG,iB;
int ledR,ledG,ledB;
void setup() {
// put your setup code here, to run once:
}

void loop() {
// put your main code here, to run repeatedly:
iR=analogRead(R_in);
iG=analogRead(G_in);
iB=analogRead(B_in);
ledR=iR/4;
ledG=iG/4;
ledB=iB/4;
analogWrite(R_out,ledR);
analogWrite(G_out,ledG);
analogWrite(B_out,ledB);
delay(500);
}
と10分くらいで完成した。
さあ、これでフラットフレームバッチリといくかどうか。
乞う、ご期待。


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只今、電子工作中 その6(最終回) [電子工作]

 マイコンのUSBコネクタとスイッチ取り付け基板が干渉してしまう件、
やむなくスイッチ取り付け基板の干渉部分を削除することにした。
 モーターケーブルの配線ピンが基板に取り付けづらい件、これも
やむなく、背面パネル部分を分割することで何とか解決。
TS-1S-5.jpg

 ちゃんと機構図面を書かずに行き当たりばったりで組み立てたせいで
ぐだぐだのコントロールボックスになってしまった。そしてふたをして
動かしてみると今度は赤緯モーターが回らない現象、4時間ほど、
原因究明に費やして、結局、赤緯モーター配線ピンのコネクタ取り付け
位置が間違っていたようで、すったもんだの末、ようやく完成したので
ありました。
TS-1S-6.jpg

 最後に追尾精度の確認してみる。結論だけいうと太陽時1440分/日と
恒星時1436分/日のほぼ中間で駆動しているようだ。実用上、
問題ない精度だといえる。メデタシ、メデタシ。
あー疲れた。
終わり。


只今、電子工作中 その5 [電子工作]

 昨日、メインのコントロール基板への配線半田付けと配線チェックを
行い、本日、仮組立を行い、いよいよ電源ONにする。
TS-1S-3.jpg

 緊張の一瞬、モーターからPWM駆動によるかすかなピーピー音が聞こえ
順調に回っているようだ。スイッチを操作して4倍速、32倍速モード、
正転、逆転、の動作チェックを行う。入念に配線チェックしたおかげで
一発で動いた。偉いネー。自分で感心してしまう。後はコントロール基板を
コントロールボックスに取り付ける穴あけ、電源プラグ用穴あけ、
欲張ってオートガイドもできるようにしたのでそれ用の端子の穴あけ、
モーターケーブル用穴2か所の加工を一気に進めて本日、完成させる。
がー、しかし
TS-1S-4.jpg

オーマイガッ、なんてこった、大失態だ。タクトスイッチ取り付け基板と
マイコンのUSBコネクタ部が5mmほど干渉して閉まらない構造になって
いたのだ。当初は押しボタンスイッチで考えていたが長くて干渉しそうなので
タクトスイッチに変えたのだがそれでも干渉していたとは見通しが悪かった
と言わざるをえない。あと、モーターケーブルの配線コネクタが
コントロール基板に極めて取り付け辛くて、一度完成して問題があって
再び、コントロールボックスを空けるとき、非常に問題だ。いわゆる
メンテナンス性に難あり構造になってしまっていた。さてどうしたもんか。
続く。


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