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実は難しい星野写真 [天体写真]

 今年はEOS Rを購入し さらにシグマの105mmと40mmのartレンズも
手に入れて 今までのC14での2000mm以上の超長焦点での天体撮影から
ε160の530mm~40mmレンズの短焦点での撮影に軸足が移った。
 これはC14を10年以上使ってきて撮れそうな天体は撮り尽くした感があって
むしろ短焦点で最適な画角の天体を撮っていないのを感じての方向転換であった。
 で短焦点での撮影、セッティングやガイド等は楽ちんなのだが撮った後の
画像処理が大変なことがわかった。例えばオリオン座のように
Orion2019-11-26a.jpg

撮影データ
撮影地:熊本県産山村ヒゴタイ公園
撮影日:2019年11月30日
撮影時間:0時19分~
レンズ:シグマ 40mm F1.4 DG HSM 絞りf2.8
カメラ:EOS R(HKIR改造)
ISO:1600
露出:3分 10コマ

 上のオリオン座は単純にトーンカーブで強調処理をしたものだが微光星だらけに
なって見せたい散光星雲が霞んでしまっている。そこで画像処理ソフトの力を
借りテクニックを駆使して
Orion2019-11-26b.jpg

と何となく見れる画像になるのである。
 長焦点での撮影では見せるべき天体はほとんど中央にあるので中央部分に
注力してトーンカーブ主体の強調処理で済ますことができたが短焦点では
画面全体に見せるべき天体が散らばっているので画面全体を見渡してバランス
良く処理しなければならないし、長焦点とは違った画像処理ノウハウが
必要でかつ美的センスが求められる。長年天体写真を撮っているが
まだまだと感じるのである。

追伸、
 今年も本ブログならびに無我宇宙の天体写真ギャラリーに来訪下さり
感謝いたします。来年もよろしくお願いします。皆様が良い年を
迎えられますように。
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