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Sony α7sのStar Eater問題の検証,オリオン座で比較 [カメラ]

 昨日も夜晴れそうだったので小石原へ星撮り出撃したのだった。
一般に星撮り屋は春はシーズンオフなのだが長焦点の星撮り屋である
私は撮りたい系外星雲がいっぱいあって忙しい。
 さて前回、Sony α7sのStar Eater問題の検証をしたが今回は
オリオン座を50mm標準レンズf4でバルブとタイマー30秒づつ6コマ
撮って加算コンポシットしできるだけ同じになるよう簡単な画像処理して
比較してみた。
バルブ30秒では
Ori30Bulb.jpg

タイマー30秒では
Ori30Timer.jpg

明らかにバルブ30秒で微光星の写りが少ないがなぜかバルブ30秒のほうの
中央部分が赤い。レンズ前面に取り付けたマルミIR CUTフィルターの画角による
色シフトなのだろうが だったら両方に現れても良さそうなもので変だ。
ついでにJpeg画像6コマの加算コンポジットもしてみた。
バルブ30秒JPEGでは
OriJpg30Bulb.jpg

タイマー30秒JPEGでは
OriJpg30Timer.jpg

今度は微光星の写り以外はほとんど同じになった。ひょっとしたら
ステライメージ8のRaw現像処理がバルブとタイマーで違うということかも
 私のSony α7sはIRフィルターはクリアフィルターに換装してあるので
普通はIDAS HEUIB-Ⅱ などのIR CUTフィルターはレンズ後面とCCD
前面の中間位置に設置しているがこの位置で標準レンズを使用すると周辺像が
著しく悪化するので今回は標準レンズ前面にIR CUTフィルターを設置
している。このため画角による色シフトが発生する可能性は多いにある。
普通IRフィルターを換装する人はクリアフィルターでないタイプを選んで
いるだろうから色シフトが発生する可能性は少ないと思うので微光星の写り
具合自体が問題となるだろう。しかし昔の銀塩時代の星野写真は微光星が
多く写っていなかったように思う。とすると考えようによっては
Star Eater問題を逆手にとって昔の銀塩時代の星野写真調に見せるという手も
あるのではないかと考えたりして、必ずしもStar Eater問題が星野写真において
致命的欠陥とは言えないと思う。



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