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70mmマクロの星試写 [カメラ]

 GW中、九州地方のGPV様の快晴予想は5月3日だけだった。もちろん
その日に星撮り出撃したのであった。場所は熊本県産山村ヒゴタイ公園で
あります。やっぱりこの日しかないというのは皆さんお分かりのようで
ヒゴタイ公園に望遠鏡がずらり立ち並ぶのは久しぶりの光景であった。
それで今回は前々回紹介したシグマの70mm F2.8 DG MACROを実際の
星撮影してみた結果とIDAS NB1フィルターも入手したので使用感を
レポートしてみたいと思う。撮影対象はへびつかい座ζ星付近の大散光星雲Sh2-27
だ。まずはMARUMI IR-CUTフィルター(フィルターの有無でピントズレ
を防止するため)を装着してF2.8開放、2分露出、ISO1600で撮った
JPEG画像(リザイズのみ)は
Sh2-27-2022-5-3a.jpg

次にIR-CUTを外してNB1を装着し4分露出してみると
Sh2-27-2022-5-3b.jpg

と星像に関して開放F2.8でも周辺まで点像を維持していて色収差も全く
感じない素晴らしい性能だと思う。NB1を装着すると干渉フィルターの
特性の入射光変化による中央と周辺の色ムラが発生する。これは後々の
画像処理を難しくさせるだろう。また、露出はフィルターなしに比べて
4倍の8分くらいがちょうどよさそうだった。せっかくなのであの手
この手の画像処理技術を尽くしてみると
Sh2-27-2022-5-3c.jpg

撮影データ
MARUMI IR-CUTを装着して2分露出、6コマ
IDAS NB1を装着して4分露出、13コマ
共通データ
撮影時刻:1時35分~、
撮影地:熊本県産山村
撮影機材
赤道機:高橋、NJP
カメラ:CANON EOS R(HKIR改造品) ISO:1600
レンズ:シグマ 70mm F2.8 DG MACRO  絞り:F2.8 
カメラ:CANON EOS R(HKIR改造品) ISO:1600

何となく見れる作品になったかと思う。という訳でシグマの70mm F2.8
DG MACROは星撮り用レンズとしてお勧めです。ただし注意事項が
ある。それはこのレンズのピントリング機構が機械式でなく電気式なので
カメラマウントアダプターを使う場合、電子接点を有するものしか
使えないと思う(検証はしていない)。
 次回からこの夜に撮った春の「綺麗な星座写真を撮りたい」シリーズが
始まるよ。乞うご期待されたし。


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