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綺麗な星座写真を撮りたい。オリオン座編 [天体写真]

 うん十年前、私が天文少年だったころ、天文雑誌の天体写真の入選作は
カラーでバーナードループとエンジェルフィッシュ星雲が綺麗に写った
オリオン座が定番だった。いつしか私も同じような作品で入選させてみたいと
天文少年の無我宇宙さんは夢みていたのであった。天文おじいちゃんに
近づいた今では入選自体は何度かさしていただいたが機会があればこの時の
夢を実現させてみたいと思っていたのであります。でそのためには50mm
の良いレンズがほしいと思っていてあるときインターネットでマップカメラにて
トキナーopera 50mm F1.4 FFの良品中古が出品されているのを発見。
急性ポチリ菌感染症を発症したのであった。マップカメラで買い物をしたら
ポイントがついてそれでkenkoのプロソフトンクリアなる星景用ソフト
フィルターも購入したのであった。で晴れるのを待っていたら2月7日に
晴れたので大分県の久住滑空場にいってオリオン座を撮ったのだった。
ジャーン
orion2021-2-7.jpg

撮影日:2021年2月7日
撮影時刻:19時53分~、
     kenkoのプロソフトンクリアを装着して2分露出×6コマ
     フィルターなしで3分露出×15コマ
撮影地:大分県竹田市久住滑空場
撮影機材
赤道機:高橋、NJP
レンズ:トキナーopera 50mm F1.4 FF  絞り:F2.8 
カメラ:CANON EOS R(HKIR改造品) ISO:1600
 ソフトフィルターありとなしのコマを合成して仕上げてみた。いまでは
星座写真では入選しないだろうが綺麗なオリオン座になったのではと
思う。
 余談だがトキナーopera 50mm F1.4 FFの天体写真分野の
作例がインターネット検索しても見当たらず写り具合が心配だったので
私見での感想を述べたい。F.1.4解放では中心部は素晴らしい点像だが
周辺ではサジタルコマフレア収差のため星像が十字になっている。
F2.8まで絞るとサジタルコマフレア収差は若干残るがほぼ点像に
なる。色収差はF.1.4解放から皆無といってよいほど補正されている。
50mmのレンズでこれより高性能なものはあるだろうが価格も
バカ高い。このレンズはコストパフォーマンス最高だと思う。


タグ:オリオン座
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